アラキドン酸はビタミンF?

今非常に効果が期待されているアラキドン酸は、不飽和脂肪酸として有名です。
不飽和脂肪酸という名前にあまり聞き覚えのない方でも、DHAならわかるでしょう。
アラキドン酸、DHAは同類の成分なのです。

でもなぜDHAは長年多くの人たちに知れ渡ってきました。
しかしアラキドン酸の場合は、なぜ近年になって注目を集めるようになったのでしょうか。
それにはこの成分の研究の歴史があるのです。

この成分の全貌が明らかになってきたのがまだ最近の出来事です。
そして今なお研究は続けられているのです。
新たな効果が発見されたと言われても不思議はありません。

この成分はビタミンFとしての長かったからです。
ビタミンFには聞き覚えのある人も多いようです。
この成分が脂肪酸の一種と解明されるまでは、なんとビタミンだと思われていました。
ビタミンCやBなど人気のある成分と同じような扱いだったのです。

しかし、研究が深化していくことで脂肪酸の一種だと解明されました。
今はもうビタミンFと呼ばれることはほとんどありません。
また脂肪酸ですので脂質であり、エネルギーも持っています。
脂質である由縁は、この成分は牛肉や鶏卵によくふくまれているためでしょう。
このように成分にも紆余曲折があるのです。