乳児の発育にもアラキドン酸がおすすめ

神経細胞は非常に繊細なものです。
非常に重要な器官で、この部分が発達していくことで色んな動きが出来ます。
乳児の動きを見ているとその発達の過程がわかります。
最初生まれたての乳児は、手を握っている状態のままです。

しかし脳の神経細胞が発達していくことで物を掴んだり、離すなどできます。
もっと進化していくと、ボタンをつけるなどの細やかな動作が出来るのです。
この脳神経の細胞は急激に進化していくことでも知られています。
赤ちゃんや幼児への食事の重要性が語られる背景には、脳神経の発達に左右するためです。

神経には回路もあり、細胞の発達が細かい神経回路の発達へとつながります。
回路がより複雑に構成されていくことで、言語能力や記憶力も向上します。
不飽和脂肪酸として注目のアラキドン酸は、こうした細やかな発達に必要です。
乳幼児はアレルギーリスクなどもあり魚卵やレバーは食せません。

そこで、母乳育児が推奨されています。
日本は母乳育児の期間が諸外国よりも短い傾向にあります。
しかし、母乳には食事で補えないアラキドン酸が豊富なのです。
WHOは4歳程度までアラキドン酸の含まれている母乳を与えることも薦めています。
アラキドン酸で健やかな将来への健康や脳の発達のために、育児で出来ることはたくさんあるのです。
また、フォローアップミルクなどで補うのも1つの方法です。